2022 早春の九州一周旅 第六日 トロピカルな南国に突入 昼間はよいよい夜は怖い

道の駅 佐賀関」の朝が来た。

第二駐車場でポツンとトナラーにはやられずに過ごせ、目の前の197号線の通行量も夜中はガクっと減って割とよく眠れた。朝の5時を過ぎると徐々にクルマが通り始めた。

朝はおなじみお茶漬けだ。昨日、佐賀関のスーパー「セキストア」で買った「はるみ」ちゃんは、東京では信じられない安さで売っていたので飛びついたのだが、予想に反して酸っぱかった。

ここの駅は海側だけではなく山側にも立派な遊歩道があって、犬連れには有難い。昨日は海側を楽しんだエルは今日は絶対に山側に行く!と決めていたようで、ズンズン進んでいく。

龍馬ゆかりの地

11時までのんびりさせて頂いてから出発し、197号線を再び西へ向かった。今日で大分に別れを告げ、宮崎を目指す。

諸所の事情により途中の佐伯や延岡などの街はワープさせてもらうべく大分宮河内ICから東九州自動車道に乗った。

しばらくブイブイと走って九州三つ目の県である宮崎に入り、「道の駅 北川はゆま」にランチ休憩を取りに寄った。

嬉しいことにレストランには外席がたくさんあった。

宮崎に入ったらこれだろとチキン南蛮&冷や汁セットを注文し、もうひとつは桜エビしらす丼にしてみた。チキン南蛮の鶏肉はとてもジューシーで、冷や汁かけご飯も美味くてジャブジャブと進んだ。思わず大盛りにしてしまった桜エビしらす丼も新鮮で最高だった。大盛りにしなくても充分ボリューミーだったと思われる。

昼めしをたらふく頂いた後は再び高速に戻り一気に日南方面を目指す予定だったが、何やら緊急通行止で予定外の日向で強制的に下ろされた。

当初は温泉付きの「道の駅日向」に停泊するつもりだったのが、肝心の温泉が閉館してしまったらしく予定を変更した。ちらりと日向を見てからエネオスで給油をした。レギュラー175円と看板にはあったがLINE登録をすれば7円も安くなった。西宮や豊前でもそうだったがこのテの割引が多く、私のLINEにはガソリンスタンドの友達がやたら増えつつある。

その後「道の駅 つの」に立ち寄った。ここは広い芝生広場があるので犬連れの休憩にちょうど良い。

その後で近くのTRIALで買い物をしてから都農ICで再度高速に戻り、後は狂ったように南下を続けた。いい感じに疲れてきたあたりでやっと宮崎ICを下りると、220号線は日本ではなかった。

道路脇のパームツリーがどこまでも続く、道産子にとっては夢のようなトロピカルな雰囲気の道だった。まるでカリフォルニアかハワイだ。脳内には自然と「ホテルカリフォルニア」が流れた。巨人のキャンプの映像くらいでしか見たことのない風景だ。

暗くなる前にお風呂を頂きに「青島サンクマール」に立ち寄った。

駐車場の裏には有名な鬼の洗濯板がすぐそこにあるという素晴らしいロケーションでぬめっとした気持ちの良い温泉に浸かれるという、なんという幸せなことか。惜しむらくは、貴重品ロッカーが今時珍しく硬貨が戻って来ない。

この後、本日最後の目的地である「道の駅 フェニックス」に着いた頃はもうとっぷりと日が暮れていた。風光明媚な場所にも関わらず車中泊erがほとんど居なかったのでシメシメとこの時はほくそ笑んだ。

水平な場所をじっくりと探しながら場所を決め、昼間食い過ぎたので夜は軽く「道の駅 つの」で仕入れたスモーク地鶏を肴に酒を飲んでさあ寝るべと床についた途端だった。

明らかにいじりまくっている非ノーマルなエンジン音が次々と駐車場に入ってきて、そこから降りた連中の奇声とともに響き渡ったのだ。これ以上無いというくらいのやかましい爆音のバイクも次々と来る。ピンときた。これがあるから車中泊erの先輩方はここに来ないのだと。もう飲んじゃったし床もつくったしで、どこか別の場所へ移動することも出来ない。

それにしてもまるで「頭文字D」か「ワイスピ」の世界だ。東京では若者のクルマ離れが問題となっているが、ここではまだクルマが全てだ。

はたして今夜寝られるのだろうか。ていうか、朝まで生きていられるのだろうか。

本日の走行距離:236㎞

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