2022 秋の中国旅 第十一日 雨を避けるため一旦山陽へ

道の駅おふく」の朝が来た。

駅の前を通る国道316号はやはりけっこううるさかった。皆、かなりのスピードでかっ飛んでいく。

散歩環境がやはりイマイチなのでエルブレ、特に散歩番長エルの機嫌もかなりイマイチだった。

温泉側の駐車場に同じワイドミドルのワゴンGLが停まっていたが、エンブレムが変わっていた。まるでドラマの中に出てくるようなハイエースだった。

安定の朝食であるお茶漬けを頂き、

食後に津和野名物源氏巻を頂いたが、想像通り圧倒的な甘さだった。一切れでコーヒーを全て持って行かれる羊羹クラスの破壊力だ。

当初予定していた角島の明日の天気はやはり雨のようで、しかも時間によってはけっこうな降りになるらしい。角島の絶景を雨の中で見るわけにはいかないので、苦肉の策として今日は一気に南下して明日が山陰ほど悪天候ではないらしい山陽へ一旦避難することにした。犬連れ車中泊erは天気だけにはどうしても勝てない。

売店で安く売っていたウニの瓶詰を正月用に買い、お世話になったおふくを後にした。

ひたすら南下して美祢、山陽小野田を抜けるとやがて山陽の海が見えてきた。

やがて「きららビーチ焼野」なる散歩に良さそげで洒落乙なレストランもあるビーチが出てきたので、散歩とランチが出来ないものか寄ってみた。

だが、レストランには外席が無さそうでそもそも強風だし、ビーチの看板をよく見てみると、

犬NGの冷酷な一言が。

実に感じの悪いビーチをさっさと後にし、宇部方面へ向かった。

そうか宇部って工業港なのねとそれらしい景色を眺めつつ湾岸を東へ走る。

到着したのは常盤池をぐるっと囲むときわ公園だ。今度こそここでランチと散歩を楽しめる、はず。

駐車場にコンパスを停めると、前には懐かしい旧車が停まっているではないか。

ダルマセリカだ。うーーん渋い。ナンバーを見るだけで、永年大事に所有されておられるのがよくわかる。

ダルマセリカの美しいフォルムで目の保養をした後は、おまちかねのランチである。お目当ての店は公園内にある「Hawaiian Resort Cafe Leola」さんだ。テラス席が犬OKらしい。ロコモコ中心のメニューで正直「微妙」かなと思ったが、他に選択肢は無いのだから行くしかない。

テラスに通された途端、可愛らしいワンコがちょろちょろしていた。看板犬かー、と思ったのだがどうやらお客さんのワンコらしい。自由だ。

ふわふわハンバーグロコモコ

ホワイトロコモコ

普通のハンバーグのロコモコと、ホワイトロコモコを頼んでみた。食ってみると、意外にというと大変失礼だが、美味かった。

コーヒーも美味くて量もたっぷりと嬉しい。

ロケーションの良いテラス席でエルも満足げだった。

ランチの後は、これまたおまちかねの散歩のスタートだ。紅葉の中、常盤池のほとりを散策する。

その気になれば広い常盤池を一周出来そうな感じだったが時間がいくらかかるかわからないので、もっと行きたいエルをなだめすかして歩いてきた道を戻った。

「もっと行きたいのになー」

ときわ公園を出た後は、また宇部市街方面へ戻ってスーパー「フジグラン宇部」で明日の下見を兼ねて買い物をした。ここは立体駐車場があるので、明日の午前中の雨があまりにひどい場合は雨宿りをさせてもらうかもしれない。

買い出しも済ませたところで、あとは本日のねぐらに向かうだけだ。

途中、北海道のような直線道路などを通りつつ、今夜ご厄介になる「道の駅きららあじす」に到着した。

ここは「花の駅」と称して建物の裏手にコスモス畑がある。もうすぐシーズンオフ&この日の閉園ぎりぎりのようで、運よく拝めることが出来た。

夕食用にフジグラン宇部で買い足したのは山口産のたこ刺と茶碗蒸しだ。

さらに萩で買った天三種を添えたディナーだった。たこは北海道よりも美味かった。茶碗蒸しも割と高級なだけあって良かった。

美味いものを食っていい気持ちで明日の天気予報をチェックしたら、山陰の長門のあたりの雨予報が大したことなくなっていた。逆にここ山陽の宇部や下関の方が雨が強いと言ってやがる。なんだよ、わざわざ天気の悪い方に来ちまったじゃねーか。気象庁め。。

明日の雨のせいか今夜はいっこうに気温が下がらず、ジメっとしている。寒くないし、いざとなったらすぐ移動できるよう窓にAizuは貼らずに寝よう。はたして、明日の雨は如何に。

本日の走行距離:72㎞

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