真夏の病院通いの思わぬ副産物

相変わらず暑い夏であるが、少し前に驚愕の事実を知った。

何にそんなに驚くことがあるのか?

ジウジアーロだ。

ナニソレ?と言う方も多いと思うが、ジウジアーロといえば、クルマ好きな一部のシャレオツな例えば中田英寿的な方々(勝手なイメージ)にとっては神様のような人だ。

ジョルジェット・ジウジアーロ

言わずと知れたカーデザイン界の巨匠で、初代VWゴルフやランチアデルタ、バックトゥザフューチャーで一世を風靡したDMCデロリアンなどのセクシー系なクルマを山ほどデザインしてきた大先生だ。そしてこの大先生、作品は外車だけに留まらず、我ら憧れのいすゞ117クーペやピアッツァなどの国産の名車だって何台もデザインされている。

その偉大な大先生だが、、、、なんと4月のイベントのために来日されていたと知り、先ず腰が抜けるくらいビックリしたのだ。え、、、ご存命な人だったの?てっきり歴史上の人物だとばかり思っていた。。(御年87歳)

いやーー生きてるとはたまげたなやーーー、とビックラこいただけではない。キラ星の如くの大先生の作品群の中にとんでもないクルマがあることを知り、卒倒するほど驚愕したのだ。

そのクルマは、、、

初代ニッサンマーチだ。

何を隠そうこのマーチ、不肖ワタクシの最初の愛車だったのだ。

あれは1990年。社会人一年生になったワタシはどうしてもクルマが欲しいのだが、金は全く無い。そんな貧乏なワタシを見かねて上司のIさんがこのマーチを5万で譲ってくれたのだ。

マニュアル車でフェンダーミラーでラジオしか付いていなかったが、後部座席にツインカセットのラジカセを乗せて今の奥さんと房総一周に行ったりとけっこう楽しんだ。当時は最下層なクルマだとばかり思っていたのだが、、まさか俺、ジウジアーロデザインのオーナーだったとは。。譲ってくれたIさんには悪いが、ただただ安いだけでショボいなーーと当時は思っていた。しかしあらてめて今見ると、コンパクトハッチなそのデザインはどことなく初代ゴルフやフィアットパンダっぽく見えなくもないか。。?

いやーたまげたなやーと暢気に驚いたのも束の間、ブレアがやたらとシッポを気にするようになった。

何をそんなに気にしてんだ?と毛をかき分けてみると、、、

ゲゲゲ!!ガジガジ噛んで赤くなった中に、ポチっと黒いイボが!!

次はブレアに癌が!?と慌てて病院へと連れて行った。

心配そうに待つ付き添いのエル

もしも癌だったらシッポだけに手術が大変そうだな、、、と陰鬱な気分で待っていると、すぐにブレアが釈放されて出てきた。

先生は一目見るなり、「あーー、こりゃ痒そうだねー」という一言だった。

無残に剃られたシッポ

心配した癌ではなく、皮膚のかゆみとのことで、皮膚の悪いワンコが処方されているとよく聞くアポキル錠をもらって様子を見ることになった。

アポキルの効果はてきめんで、すぐに赤みが引いて黒いイボっぽいのも消えた。ちょっと肝を冷やしたが、とりあえずひと安心だ。後はシッポの毛が生えてくるのを待つだけだ。

エルの謎の体調不良に続いてのこの騒動のおかげで、この夏はやたらと病院へ行っている。普段はカートをコロコロ押して歩いて行っているが、猛暑の中で往復6km弱歩くのはちとキツイのでクルマで行っている。そのため医療費プラス駐車場代でけっこう物入りだ。しかしそんな中でも思いがけず良い事もあった。

ちょくちょくクルマに乗せられるのに慣れたのか、ブレアがリバースしなくなったのだ。ヨダレも徐々に出なくなりつつある。

太陽を克服する鬼が現れるが如く、ついにブレアがクルマを克服した!のか?

ここは畳み掛ける絶好のチャンス!とばかりにさくっと旅に出たいところだが、、この暑さじゃまだ当分行けそうに無いなぁ。

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