11月28日(金)
「道の駅かみみね」の朝が来た。

幹線道路から離れているせいか予想通り静かな夜だった。

昨日の午後はちょっと移動がキツかったせいか、疲れてよく眠れた様子のエルブレだった。

駅の周りにはまだ広大な空き地が残っており、これからも何か拡張する予定があるのかもしれない。
朝食は、

昨日有田の「bakery and art cafe lier」さんで買ったパンを頂く。

お洒落な店なのに驚くほど安かったのでどうかな?と思ったが、味も素晴らしかった。

ここの物販は魚がご自慢のようで、9時のOPENの前からけっこう並んでいた。

OPENしたので行ってみたが、

弁当やお惣菜はぼちぼち並んでいたが、肝心の魚屋はまだ空っぽだった。まだ先がいくらでもあるだろと、みかんだけ買ってレクへと向かった。

やって来たのは、

「吉野ヶ里歴史公園」だ。

ここは国内最大級の弥生時代の遺跡として有名な吉野ヶ里遺跡のある公園だ。

一部国営という敷居が高そうな公園だが、リードを付けて糞を拾って建物内にさえ入れなければ犬も歩いてOKと太っ腹で有難い場所だ。

さぁ、この橋を渡った先はもう弥生時代だ。いざ行かん!

鳥居をくぐり、

イノシシ親子の脇を通って、先へと歩く。

とにかく広くて、隅々まで歩いたら時間がいくらあっても足りなそうだ。まずは”南のムラ”という下々が暮らす集落へ行ってみよう。



復元された建物や広場に道など、若干キレイすぎる気がした。この方が家族連れやお年寄りなど万人にウケるのであろうが、個人的にはもうちょっと”ヤレ感”が欲しい。遺跡というよりテーマパークっぽいかな、と。

それでもこんな素晴らしい公園に犬を受け入れてくれるってことには、もう感謝しか無い。

ちょいと建物の中を代表して見てくるわ。


何か書いてあんな。

この中で弁当とか食う不届き者が居るってことか。。日本人じゃないことを祈りたい。

お次は支配者たちが暮らす”南内郭”エリアだと。


残念ながら工事やらイベントの準備やらでわちゃわちゃしているので、早々に退散した。仕様がないこととはいえ、観光地に来て工事中だとかなりガッカリする。

お次はいよいよこの集落の中枢である北内郭ゾーンへと足を踏み入れる。



この吉野ヶ里集落のまつりごとの中心地がここだ。

その北内郭の最重要施設とされているのが、この主祭殿だ。

せっかくなので代表して中に入ってみる。
日本の城の天守閣のような感覚で階段を上っていくと、

けっこうリアルな人形がたくさん居て一瞬ギョっとした。

ちょうど国会で討論中といった感じだろうか。
さらに上層へ上ると、

さらに重要かつ神聖な神事の真っ最中で、まさにスピリチュアルなフロアだった。

天守閣のように窓からエルブレに手を振れるものとばかり思って上ったが、窓などどこにも無くかなりガチな雰囲気だった。
主祭殿の見学を終えて外に出ると、

エルが知らない人に大人しく撫でられていた。あれ?この人はたしか、、、

北内郭に入った途端、エルブレを見てニコニコしていた女性ガイドさんだ。
なんでも、このガイドさんも保護犬飼いで、なんと五島からレスキューした紀州犬っぽい白いワンコと暮らしているとのことだった。ガイドさんから何度も名前で呼ばれているうちに、エルはペトっと座り、無抵抗で撫でられたそうだ。やはり保護犬オーナーには心を許すのか。

さてお次はガイドさんも超オススメの北墳丘墓へと行ってみよう。


発掘された墳丘墓群は歴代の王のものであり、建物で覆われているためエルブレは入れない。奥さんと交代で中を見学させてもらう。

中は、発掘現場が再現された場所をちょっと高い通路から眺めるというスタイルで、迫力満点だ。

遺体が納められた甕棺がここで14個発掘された。



いやー、まるでインディジョーンズの世界だ。吉野ヶ里遺跡見学の最後を締めくくるに相応しいものを見せて頂いた。

邪馬台国はどこの場所にあったのか?かねてよりここ九州説と畿内説とで侃々諤々とやり合っていて、最近ではほぼ畿内説で決まり的な風潮らしい。だがもしかしたらここが邪馬台国の一部だったのかもしれない、いやきっとそうだと想像しながら歩いて周ったっていいじゃないか。

遺跡ツアーの後は、すっかり冷えてしまった体を温めるべく、ひとっ風呂浴びに向かった。

10分ちょっと走って辿り着いたのは、「ひがしせふり温泉山茶花の湯」だ。
キレイで広くて洗い場もたくさんある温泉で、実に気持ちがいい。そこそこ居た客はほとんどが露天に行ってくれるので、内湯の源泉かけ流しをのびのびと楽しめた。

温泉で温まった後は、昼飯を求め鳥栖を目指して東へと走り出した。
お目当ては、東京にもあるものの大行列との噂で行く気がせず、この春の瀬戸内旅でも混んでてパスした「資さんうどん」なのだが、果たして鳥栖真木店はどうか?

13時過ぎに着いたが行列ゼロで、さくっと入れた。

念願の初資さん、さあ何食うべ?メニューが豊富すぎてしばらく悩んだが、

ごぼ天フリークの奥さんはやはりこれは外せないと、肉ごぼ天うどん(5本)を頼み、

ワタシはかき揚げ天うどんをチョイスした。

さらに欲張り、かしわおにぎりといなりに、ぼた餅までオプションで付けた。念願のうどんの味は果たして如何に?
讃岐に慣れた口には確かに最初はフニャフニャに感じる麺だが、これはこれで美味い。出汁の効いた汁も実に良い。ごぼ天もウリだけあって癖になる美味さだ。肉もそんなに甘辛くないが、汁はやはり肉の味が無い方が好みだ。圧巻はメニュー写真と違って別皿で供されたかき揚げだ。先ずでかい。そしてエビやらイカやらゴロゴロ入っていて衣がザックザクで歯ごたえ充分。ちょっと汁につけたぐらいじゃ簡単には溶けない。よくある衣がドロドロに溶け落ちたのがどうもキライなので、別皿で出されるのは非常にありがたい。
オプション類は、いなりはまあまあだったが、かしわおにぎりは冷たかった。ちょっとチンしてくれると嬉しかったなあ。これまた皆が頼むというぼた餅は美味いのだがどこか変わった味がした。何か漢方的な?
唐辛子が一味しか置いてないのが九州プライドなのだろうか?博多華丸的な。
最後に無料のとろろ昆布を入れて味変して美味しくうどんを平らげた。大満足。こりゃ東京で大行列が出来るはずだわ。美味いし安いし。こんな店が学生時代に近所にあったら毎日行っていたかもしれない。かけうどんだけ頼んでとろろ昆布を山盛り入れて399円しかかからないんだもんね。

美味いうどんランチの後は、北上開始だ。
今日は福岡まで行くつもりだが、鳥栖を離れる前に是非とも寄りたい、というか一目見ておきたいところを通ろう。

お、見えてきた。あれだな。


かつてはあのキングカズも大好きだと語った、

サガン鳥栖のホーム、駅前不動産スタジアムだ。

日本一交通の便のいいサッカースタジアムというだけあって、

本当に駅近だった。しかもJR鳥栖駅という割と基幹の駅のすぐそばというのが素晴らしいじゃないの。

駅近スタジアムを眺めた後は、先もまだあるということでちょっと高速を使って時短する。

鳥栖ICから九州自動車道に乗り、佐賀県から福岡県に入り、

あまりにも有名なワードである大宰府ICで下りる。

なぜ大宰府で下りたのかと言うと、鳥栖に続いてチラリとでも見ておきたかったところがあるからだ。

それがこのアビスパ福岡のホームであるベスト電器スタジアムだ。福岡出身の後輩Kが、ここは福岡空港から歩いて行ける、と言っていたのを思い出したが、確かにすぐ傍に空港があった。
鳥栖のスタジアムに輪をかけて路駐しにくい道沿いだったので素通りだったが、鳥栖と同様にサッカー専用スタジアムであるということが羨ましい限りだ。九州は他にも長崎や北九州と素晴らしい専用スタジアムが多くて、よそ者からは前途洋々に見える。

さてそろそろ夕食の準備をせにゃならぬと北上してやって来たのは、

お惣菜天国と名高いスーパー「ダイキョーバリュー」の長者原店さんだ。
店舗に入る直前に入り口前で店を構える焼き鳥屋のうら若きお姉ちゃんと目が合う。スーパーの外でやってる店のレベルとは思えない魅力的な品揃えに目を奪われつつ、「後で寄るぜ」とお姉ちゃんに目配せしつつ店内へと入る。いきなりご自慢の惣菜類が目に飛び込んでくる。うわ、何買おう?どれも美味そう。悩みながらも適当に買い物カゴに突っ込み、約束通り?焼き鳥屋へと寄る。あらためてショーウィンドウの中の串たちを見ると、ここデパ地下?と勘違いするくらいの品揃えだ。しかも値段はデパ地下よりも遥かに安い。目移りしながらも串を選び、次へと向かう。
さて今宵だが、旅立つ前は福岡に来たら天神だなんだの屋台街に繰り出して博多の夜を存分に楽しむ!と企んでいた。しかし候補の宿場が大濠公園の有料駐車場しか見つけられず、そこから屋台はかなり遠いと知る。歩いて行くのは厳しそうで、そうなるとエルブレはコンパスで留守番となる。遠く離れたところで何時間も留守番させるのは忍びないと過保護母さんが言うので、止む無く博多泊は諦めた。屋台呑みはいつの日かひとりでビジホ泊でもして実現させることにしよう。
福岡中心部を素通りする前に是非とも仕入れておきたいものがあるので立ち寄ったのが、

「国産小麦パン工房 フルフル松崎本店」さんだ。ここでのお目当ては、福岡が誇る、

明太フランスだ。他のパンは普通に並んでいるが、看板商品の明太フランスはレジで希望本数を言って買うスタイルだ。
無事お目当ての明太フランスをゲットし、後は今宵の宿場へと向かうだけ。北上を開始するが、先日の佐賀と同様にかなり渋滞していた。

時短のため福岡ICからちょいと高速を使うことにする。

15分くらいで古賀ICで下り、

海沿いへ出て、さらに北上する。


なんとか日暮れ前に到着したのが、

「道の駅むなかた」だ。

広い道の駅だが、夕方以降は駐車場もトイレも半分閉じてる。なんかイマイチ感じ悪い。

ここにはドッグランがあるので行ってみようか。

これか。

道の駅の営業時間しか開けていなかった。まあそんなこったろうと思ったわ。ドッグランくらいは24時間開けててもいいんじゃね?
ランは明日ねとエルをなだめすかし、コンパスへと戻った。

さて今宵は、


「ダイキョーバリュー」の牛スジのビーフシチューとポテサラに、

その外で買った焼き鳥だ。

さらに新鮮なうちにと明太フランスをちょいとかじってみよう。

ビーフシチューはトロットロで素晴らしい。ポテサラも薄味で実に良い。両方ともスーパーで買ったというよりは、近所の料理上手のマダムからお裾分けされたような美味さだ。焼き鳥もかなりのハイレベルだった。明太フランスは、先ず明太子がビッチリと入っていてパンも美味くこれまた素晴らしい。あぁ、大満足な夕食だ。素晴らしいぞ、福岡。
今夜は寒いのでFFをいつもより強めにして寝ることにしよう。
車中泊erはけっこう停まっていて、関東ナンバーはもちろん札幌さんも居た。でもけっこう台数は居るが、不思議とトナラーは発生しておらず皆間隔を取っていた。

ありそうでなかなか無いこの状態。これこそがあるべき理想のスタイルだな。
本日の走行距離:102km

