2022 晩夏の北海道旅 十四日目 みさき台公園で日がな一日のんびりする

みさき台公園キャンプ場の朝が来た。

キャンプ場なだけあって当然ながら大型アイドラーなどはおらず、ただひたすら静かな夜だった。我が家初の無料のフリーサイトでの一夜ということで若干不安だったが、マナーの悪いキャンパーは皆無だった。逆にテントの連中のチャック開け閉め音より車中泊erのドアの開け閉め音の方がやかましいだろうから、気を遣った。最近はそのせいで車中泊禁止のキャンプ場が増えていると聞く。

朝は雨こそ上がれど厚い雲に覆われていたが、予報では午後から晴れるらしく素晴らしい夕陽が期待出来そうだ。

キャンプ場の朝も道の駅となんら変わらず、安定のお茶漬けを頂く。

昨日から我がコンパスの横に停まっているBMWのバイクの主は、少し離れた水場の脇にテントを張るベテランそうなライダーだ。お茶漬けを食い終わってインスタントコーヒーをすすっていると、その主が愛車のところに来て昨夜の雨の水滴を拭り始めた。挨拶をしてみると、そこから1時間くらい会話させて頂いた。山梨から来られたというそのお父さんは見るからに人生を楽しみ尽くしてきたということがわかる素敵な笑顔の持ち主で、元気がライダー服を着たようなバイタリティの塊だ。聞けば御年70と言う。16からこれまで切れ目なくバイクに跨り続けているらしい。何という元気さ。自分が70まで生きれるかわからないが、もし生きているとしてもここまで元気に人生を楽しんでいられるかまるで自信がない。ただただ感服だ。毎年9月頃に北海道入りして一か月くらい放浪し、それから徐々に日本を南下して行くという生活をずっと続けているそうな。昔はスマホをナビにして走っていたがそれじゃあつまらんと、最近はナビ無しで勘で走っているらしい。北海道でも極力国道は避け、道道か農道を走るとのこと。他にも、山梨のフルーツの話、弟子屈に居る友人や別荘相場、家に残してきた柴犬ちゃんの話などなどたっぷりと楽しい話を聞かせて頂いた。やがて、これから近くの温泉に行くと言って颯爽と出かけて行かれた。

それにしても旅での出会いの際の会話というのはどうしても長くなりがちだ。楽しく有益な情報が満載なせいか、もしくは単に当事者の平均年齢が高めなせいかのどちらかかあるいはどちらもか。

電灯を消すというスピリチュアル江原の作戦が功を奏し昨夜はキャンプサイトで蛾助は全く見なかったが、サイトから道の駅方面への通路の辺りに奴らは集中していた。

昼が近づくにつれ厚い雲が徐々に居なくなり青空が見えてきた。

夕陽も期待出来そうだ。

すっかりいい天気になってきたところで、若干湿っぽいシュラフをチンチンに干す。

コンパスのスライドドアのゴムパッキンのところに何やら極彩色の派手な虫が居た。Jリーグが始まった頃のGKのユニフォームのような色合いだが、何という虫なのか。

さて今日は1cmも運転しないので、

真昼間っからいただきます。あー、シアワセ。

そして昼飯はもう怠惰にこんなジャンキーなもので済ます。この環境で食えばこんなものでも御馳走だ。

さらにこんなイケナイものまで食品庫から引っ張り出しちゃったりして。なんという暢気な昼下がりだろう。

天気はいいが風が強めでタープがバタバタなびくのに嫌気がさしたエルはコンパスに避難した。散歩の途中で道端のビニール袋などがピラピラするだけで飛び上がって驚くエルだけに、タープは無理のようだ。

一人で外で頑張っていたブレアも結局はお姉ちゃんにつられ車内の定位置へ移動した。

さて昼食も軽かったのでまだ日の高いうちに火を熾してBBQの準備開始だ。食材はここの売店で肉やソーセージを調達してきた。

さらに黒松内の道の駅で買っていたソーセージなどをチリチリと焼きながらグイグイと酒が進む進む。

エルブレにも焼いたラムをいつものフードに贅沢にトッピングしてやった。当然目の色を変えて貪るように平らげた。

徐々に陽が傾くにつれモクモクと雲が沸いてきた。これは夕陽にとっては非常にまずい展開だ。

結局先日の留萌のような燃えるような夕陽は全く見れず、暑い雲に全てシャットアウトされてしまい非常に残念な結果に終わった。夕陽カメラマンの奥さんはBBQもロクに食わずキャンプ場のビューポイントにしばらく張り込んでいたが、結局は粘り負けといった感じだった。

今宵はここのキャンプ場本来のかなりの強風と雨予報が出ているため、BBQ終了後に急いでタープやテーブルを撤収してからの就寝となった。

本日の走行距離:0km

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