先日オイル交換も無事に済ませ、この春の旅の前のTo Do Listに残るのは「我が家のご長寿植物のスパ子とその相棒のアジサイ君を預ける」のみとなった。だが昨年お世話になった印西市のグリーンドクターさんはサービスは申し分ないのだが、如何せんあまりにも遠い。我が家からだと二時間は当たり前、前回はアクアラインが通行止めになっていたせいもあるが3時間もかかって完全な一日仕事となって疲れ果てた。もうちょっと近くに預かってくれるところはないものかと検索しまくったが我が家の近場には皆無だった。印西市と同じ千葉県ではあるが、もうちょっと近いところに一軒ようやく見つけたので、今回はそちらにお願いしてみることにした。
スパ子とアジサイをコンパスに乗せ、いざ首都高に乗って千葉を目指した。
箱崎手前の渋滞をクリアし、6号線へ進む。
7号小松川線からはスイスイと流れた。
やがて外環に入って北へとコンパスを走らせる。
松戸で高速を下り、そこからは水戸街道に入る。
やがて左手に目的地が見えてきた。家からここまで1時間ちょっとで来れるという嬉しさ。
今回お世話になるのは松戸にある「小山ガーデン」さんだ。先ず駐車場が広々としていて軽く驚いた。
店に入って声をかけると、事前に電話で色々とやりとりさせて頂いていたKさんが対応してくださり、コンパスから台車で我が家の植物たちを運んで頂いた。これは、長いお付き合いになりそうだと思いたいところだが、なんとこの3月で定年退職されるというKさんだった。次に引き取りに来る時には後任の人になっているとのこと。寂しい。
お預かり料金は、ひと月1,000円+500円で、しめて税込み1,650円と印西よりも安い。近くて安いなんて言うことないではないか。しかもPayPayにも対応しているのでゴソゴソとスマホを出して用意しようとすると、なんと全額引き取り時の精算でいいとのこと。次の旅の期間や、その次の旅との絡みでトータル何か月預けるかわからないが、それはその都度電話で相談に応じてくれると。まさに、至れり尽くせりだ。これはいい所を見つけたかもしれない。
強いて言えば、まあ大丈夫かとは思うが、後任の人にちゃんと引き継がれるのだろうかという一抹の不安がある。自分はちゃんと伝えたつもりでも相手には全く伝わっていない、というのをリーマン時代にイヤというほど経験したからかもしれない。皆自分の都合のいいように考え、「一言えば人は十理解してくれる」と図々しく考えている人間のなんと多いことか。「十言ってもせいぜい二か三しか伝わっていない」と最初から考えていた方がいい、と自分に言い聞かせながら人とコミュニケーションしていたものだ。スパ子たちも、ある日「?なんだこのみすぼらしい植物は?」と捨てられたり、あるいは格安で誰かに売られたりしないかと若干心配である。
それでも一応肩の荷がおりてほっとしたところで、「よろしくお願いします」と店を後にし、昼飯へと出かけた。
近くに食うところはけっこうあったがその中から選んだのは「フライングガーデン」流山前ヶ崎店だ。北関東ではお馴染みの店らしいがお初なので期待に胸を膨らませながら入店した。
お初ということで名物の爆弾ハンバーグのランチを頼んだ。ジュージューいいながら運ばれてきたハンバーグは肉の味が良く、美味い。それだけじゃなく、付け合わせのジャガイモやコーン、そして米と全てハイレベルで美味いので驚いた。これより400円以上安いとはいえ、こないだ食った「オリーブの丘」のランチハンバーグとは雲泥の差だった。
大満足で店を出て、無事に用も済ませたのでさっさと帰路につくことにした。行きは高速を使ったが、帰りはケチって水戸街道で東京を目指した。約2時間かかったが、無事3時過ぎには帰宅出来た。
さあこれにて旅前のTo Doを全てクリアとなり、いよいよ2023年春の旅に出られることとなった。