2024 真冬の放浪旅 第八日 信長ゆかりの地とコスパ最強ランチに感動する

2月6日(火)

ファミリーロッジ旅籠屋 名阪長島店」の朝が来た。

久々の宿泊でよく眠れたが、腹減っただのトイレ行きたいだのと4:30にエルブレに起こされて、真っ暗ななか散歩へ出た。

雨はすっかり上がり、路面も乾き始めていた。

せっかくなので朝風呂を頂き、その後は旅籠屋といえば、

無料の朝食サービスだ。パンが3種類に、

コーヒー、オレンジジュース、お茶も用意されている。

パンのラインナップは旅籠屋それぞれで微妙に違う。ここのはクロワッサンがちゃんとトースターでパリっと焼かれていて美味かった。支配人、やるな。

旅籠屋をチェックアウトし、木曽川沿いの気持ちの良い道を走って北へと向かう。

さて今日も戦国激アツエリアである尾張・美濃を周りたいと思う。

最初にやって来たのは、津島市にある「天王川公園」だ。

公園の駐車場にコンパスを停め、散歩を開始した。

地図で見るともうちょっと緑があるのかと思ったが、実際には中央にある丸池の周りをぐるっと散歩道、というか砂地の広場が囲むオーバルな公園で、なんとなく殺風景だ。海からけっこう離れているのにウミネコらしき海鳥がたくさん居て、爺さんから餌をもらっていた。

一旦公園を離れ、門前町へと入った。

ここ津島は昔から木曽三川がもたらす富で栄えた地で、織田家の最大のスポンサーだったそうな。そんな時代の豪商たちが住んでいたかもしれないエリアには古い建物が多かった。

そんな津島の象徴であろう「津島神社」へとやって来た。

信長やその父信秀などもきっと来ていたであろう由緒正しいお宮へ代表してお参りし、旅の安全と金回りが良くなりますようにとしっかりお願いしてきた。

最後に御朱印を頂き、公園へと戻った。

ここの公園にはなんとスタバがある。ちらと覗いてみたが、平日とはいえこんなに閑散としたスタバは初めて見た。

津島を後にし、お次にやって来たのはこちら、

清須城」だ。

26歳のヤング信長がここで”人間五十年♪”と得意の「敦盛」を舞うやいなや部下5人のみを連れて飛び出し、熱田神宮で先勝祈願をしてから桶狭間へ出陣した。また、信長・明智光秀亡き後の戦国のテッペン争いの行く末を決定的にした「清須会議」の舞台でもある。

そんな、日本の歴史の大転換点の舞台になった地へ来れて、感無量だ。

城の敷地内は犬NGということで、またまた代表でお邪魔した。

近くで見るとまるで新築みたいにピッカピカで興ざめだった。

城の外観だけ見た後で、東海道新幹線の線路をくぐった先にある「清須公園」へ行ってみた。

ヤング信長公と濃姫が居た。

さてそろそろ腹が減ってきたので、近くを検索してみる。するとすぐ近くにやたらと評判のいい店があるので行ってみることにした。

」さんだ。

ほとんどのメニューが1,000円しないという嬉しさ。悩みに悩んだ挙句、金目鯛の煮つけ定食と本ブリの塩焼定食をチョイスした。

金目鯛の煮つけ定食

本ブリの塩焼定食

刈谷ハイウェイオアシスの魚屋にも金目がたくさん出ていたので、ここいらはよく獲れるのだろう。その金目鯛だが、ホックホクで美味い。実にいいお味だ。こげ茶の味噌汁は見た目と違ってちょうど良い塩味で素晴らしい。ブリも表面パリパリで中はみずみずしく美味いなあ。マグロの刺し身も小鉢も全て素晴らしく、ミカンまで超美味い。最初から最後まで楽しめて、このお値段。二人で2,000円出してお釣りまでくれるって何だ、これ。

素晴らしいランチを堪能した後は、今日の寝床を求めて北上を開始した。

やがて美濃の国へ突入した。ほとんどお初の土地なので自然とテンションが上がる。

途中、「道の駅パレットピアおおの」に寄ってみた。駐車場は広く施設もキレイなので今宵はここでお世話になろうか。

だがこんなクチコミを見つけてしまった。

「夜中になると入れ替わり立ち替わり暴走族や爆音族がやってきて、車中泊車の真横に停車して爆音で空ぶかしします。深夜2時頃まで、それが何度も繰り返されます。明らかに恣意的に嫌がらせ(車中泊者の睡眠妨害)を楽しんでいるようです。」

2年前の道の駅フェニックスの悪夢の夜を思い出してブルっと震えた。物販で買い物をしてから早々に退散した。

次に「道の駅富有柿の里いとぬき」に寄ってみた、がトイレがあまりにも「The便所」のためさらに北へと向かう。

そして到着したのが「道の駅織部の里もとす」だ。空いていて良さそうなので今日はここまでとする。

それにしても閑散としすぎじゃね?と思いきや、

それもそのはず、休館日だった。しかも今日明日と連休だ。いいんだけど、毎週火・水って、休みすぎじゃねーか?道の駅ってそんなに休むんだっけ。これも働き方改革ってヤツなのかな。ま、こちらとしては空いてるに越したことはないので有難くご厄介になることにしよう。

休みなのに、薪が出しっぱだった。この他にも植木やメダカなんかも。何というおおらかさ。これがブラジルなら、一瞬でキレイさっぱり消え去ることだろう。最近はどんどん荒廃している日本人の心だが、まだまだ性善説が通用する場所が残っていたことに感動した。

道中夕食らしいものは何も買えなかったので、近くのセブレブで済ませることにした。金のビーフシチューにご当地っぽい味噌モツ煮込み、半額になっていたフランクにヤマサちくわの残り物にサラダというラインナップだ。こちらの味噌は好きだが、モツ煮はやはり関東の方がいいかな。

道の駅の裏手には三セクの樽見鉄道の織部駅があった。無人駅なのでちょっとホームにお邪魔してみる。

思ったよりも本数がある。

やがて一両っきりの車両がやって来て、JKが一人だけ下りてすぐさま駐輪スペースに停めてあったチャリンコに乗って真っ暗闇の向こうへ走り去った。実に素朴な、アニメに出てきそうな光景だった。

さて今夜も寒そうなのでFFヒーターは最小にして寝るが、電気が心配なので冷蔵庫は切ってみよう。

本日の走行距離:85km

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